無名沢三ノ沢

無名沢三ノ沢のルート図
ルート名
無名沢三ノ沢
距離(km)
3.67
標高差(+m)
1253
標高差(-m)
3
行動時間(h)
9.0
グレード
函滝淵滑滑藪藪(14.00)
等級
4級
山谷
!!!
印象
( ̄ー ̄;
三ノ沢[image/jpeg:345kB]
無名沢三ノ沢遡行図

三ノ出合までは無名沢を参照。

出合からすぐにゴルジュ状となって、突き当たりに大きなが見える。この直登し、小滝滑滝を通過していくと、 Co670 付近からいよいよ本格的なゴルジュとなる。このゴルジュは泳ぎを交えて通過せざるをえなく、出口の函滝は小さいが空身でなければ通過は難しい。 Co690 から更に険悪なゴルジュが現れるが、これは右岸テラスから高巻ける。を持った滝を適当に越えていくと、 Co760 からいよいよ高い崖に囲まれた壮観なとなる。時期が早いとこのあたりは雪渓に埋められているだろう。函の中はそれほど険悪な物はないが、出口には屈曲するツルツルの樋滝が待ち受けている。この滝を突破する意欲がなければ、早めに左岸に取り付いて大きく高巻かなければならないが、垂直の壁に阻まれてどんどん高いところに追いやられてしまう。 Co810 屈曲点に左岸から合流する枝沢の大岩壁が見えたら足下に屈曲する樋状の滝を確認してその上にラッペルで降りる。高い壁に囲まれたゴルジュはまだまだ続き、 Co860 付近には奔流する水流に向かって泳ぎ、ステミングで登らねばならない樋滝がある。水量の多い時は相当の泳力と体力を必要とするだろう。2~3の滝を通過すると、 Co897 二股となる。

一八三九峰北西面直登沢

左の直登沢渓相が一変し、いかにも劣悪なが続いているのが見えるが、いずれも快適に直登していける。大滝や樋状のなどを直登していくと、 Co1200 からはガレに埋められたとなる。 Co1410 三股は左股に入る。 Co1480 で左岸から2本のルンゼが落ちて来る。上流側の方が水量が多いが、下流側のルンゼに入る。小滝を越えていき、灌木が覆い始めても沢筋を忠実に進むと、やがてハイマツの尾根に突き上げる。20分程度の藪漕ぎでピークに出る。

このは個々に見るとさほど劣悪な場所はないが、容易に高巻かせない高いゴルジュが延々と続く、気の抜けない沢である。

参照

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