直登沢 とは、山頂に直接突き上げるか、それに準ずる渓谷。
命名ルールについて
ここで使用する沢名は原則として、以下の命名ルールに従うものとする。
({水系}{河川名}+(A:(右|左)股)?)?{山頂名}{方位}(B:(C:右|中|左)股?)?(直登)?沢(D:(右|左)股)?)?
- {山頂名}以前の主流名は省略可能。
- {方位}は四方位を優先し、最大八方位まで用いる。
- 同方位の沢が二本以上平行している場合は C: 右、中、左をつける。それらの沢が同程度の規模で本流をなしている場合は、 B: 股をつける。
- (直登)は、山頂または頂稜部に直接突き上げる場合につける。
- 同方位の沢が上部で分岐している場合は D: 右股、左股をつける。
- 以上のルールにこだわらず、歴史的名称が強く定着している場合はそれに従う。
『北海道の山と谷』では、直登沢の多くが『(本流河川名)(方位)直登沢』という命名ルールになっている。『山谷』では、ルートが山名別に掲載されているので、この命名でもどの山へのルートなのか分かるが、他の場面でそのままの名称を利用すると、どこの山へのルートなのか分からないことが多い。そこでここでは、原則として沢名には山頂名を記することにしている。例えば『山谷』で言うところの『無名沢南面直登沢』は『一八二三峰南面直登沢』とする。