一九〇三峰は、中日高の無名峰。カムイエクウチカウシ山北東に位置するマイナー峰で、一九〇三峰というは標高を指しただけで、定着している名称ではない。カムエクの隣にあり、知名度は薄いが、立派な山容であり存在感は充分である。
固有の山名としては、『カムエク中岳』と言う名称が一部で利用されているらしい(甘藷岳山荘)が、あまり日高っぽくないので、私的には好きではない。札内川八ノ沢や九ノ沢には、何か固有のアイヌ語名はなかったのだろうか。流域的には関わりはないが、記念別川に由来する山名がないので、『記念岳』とかはどうだろうか。幻の山名『コイボクサツナイ岳』もありかも知れない。もしくは無難に『中札内岳』か。また、プリマモンテ説もあり。