Opera の SDI 機能は、 9.5x の頃から廃止されてしまった。しかし、この機能、実は完全に廃止されたわけではなく、裏技を使うと一部制限がある物の使えることが分かった。
とりあえずやり方は以下の通り。
- 適当にタブを開いて、適当なセッション名(例:xxx)でセッションを保存する。
- 保存した xxx.win ファイルをテキストエディタで開く。
- 「[1]」とか、「[2]」とかが各ウィンドウやタブのセクションに当たるので、# その中で SDI 化したいタブのセクション内の parent の値を 0 にして保存する。
- 保存したセッション xxx を復元する。
- すると、 SDI ウィンドウが出来ているはず。
- SDI のウィンドウ上で、"Save Window setup" アクションを実行し、「選択しているウィンドウのみを保存」にチェックを入れて適当なセッション名(例:SDI)で保存。
- "Select Session,n" アクションで、 SDI ウィンドウを開けるようになる。このとき、 n は保存されているセッションの名前順の番号。自動保存が 0 で、 SDI の他にセッションがなければ 1 。
しかし、この SDI ウィンドウ、大きな欠陥がある。それは、 "Go to page" アクションなどが無効で、アドレスバーのアドレスを変更しようとすると、 MDI ウィンドウのアクティブなタブのページが変わってしまうというものだ。この欠陥を回避するには以下の方法がある。
- MDI ウィンドウを全て閉じる。
- リンクをドラッグして SDI ウィンドウにドロップする。
少々使い勝手が悪いが、どうしても SDI 化したいという人はどうぞ。